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2008年8月18日 (月)

Perth Vol3~35億年

 

 

 

 

 

 Img_7368

 

        私たち人間が生きていく上で必要な酸素

        この酸素は植物の光合成により生成されることは
        皆さんご存じのとおりです

        地球の大気に充ち溢れるこの酸素は
        最初から存在していた訳ではなく
        気の遠くなるような長い年月をかけて生成されました

        今から25~35億年も前のことと言われています・・・・ 

 

 

Img_7369_2

 

                 最初に酸素を生成したのは
                 海に生まれた光合成を行う一種のバクテリアです

                 このバクテリアが光合成をしながら
                 海のなかで層を積み重ねて出来上がった岩石が
                 ”ストロマトライト”と呼ばれているものです・・・・

 

 

 

 

Img_7377

 

    皆さんは
    自然科学番組やコマーシャルなどで
    キノコのような岩石が海のなかで泡を出している光景を
    見たことはありませんか

    このシャーク・ベイの奥の方
    ハメリン・プールと呼ばれる地に
    それが現生しているのです

 

    私たちが出会いたかった”あるもの”
    そう、それが、
    このストロマトライトなのです・・・・

 

 

 

  Img_8975

 

     ストロマトライトは
     25~35億年前は地球のありとあらゆる水辺に存在し
     水中に酸素を出し続けてきました
     
     しかし
     ストロマトライトを構成する
     このバクテリアを食べる生物が出現したなどの理由により
     その数は減少していきます・・・・

 

 

 

Img_8963

   

  現在では
  このハメリン・プールやメキシコのある地域でしか
  現生しているものを見ることはできません
 

 

  ハメリン・プールはシャーク・ベイの奥の方にあり
  非常に塩分が濃い海水域です

  そのため
  このバクテリアを食べる生物が生存できなかったのが
  ストロマトライトがこの地で現生している理由の一つとして
  考えられています

 

 

 

   Img_8960

  

     ストロマトライトは
     化石としては
     随分前からその存在は知られていましたが
     このシャーク・ベイで
     現生しているものが初めて発見されたのは
     実は私が生まれた1960年代に入ってからなのです

 

     その後
     学生時代のあるとき
     何かのドキュメント番組でその存在を知ってから
     行って見てみたいけど
     決して見に行けない存在として
     私の心の奥底に深く潜み続けてきたのです・・・・

         

 

 

   Img_8962

 

           私たちは
           35億年も前から生きている種を
           今、間近に見ています
  
           しかも
           私たちが生きていくうえで大切な酸素を
           ひっそりとではありますが
           今でも生成し続けてくれています・・・・
                 
  

 

           当然のことながら
           許可なく水に入って触ったり
           水中から写真を撮ることもできませんし
           今は潮が満ちているので
           キノコのような形をお見せすることができないのが
           たいへん残念です・・・・

 

 

 

Img_8974

 

   人間だけでなく
   この鳥を含めた
   ありとあらゆる動植物に必要な酸素が生成されてきた
   気の遠くなるような歳月
   

   そしてそのことを証明する
   生きた化石の存在・・・・

 

    

 

 

Img_7384

 

                   夕暮れ迫る美しいパースの街が
                   再び見えてきました

 

                   私の今日のこの感動を
                   娘はどのように感じてくれたのか

 

                   私は
                   あえてそのことを
                   娘には問うまいと決めています・・・・

 

 

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コメント

35億年とは・・・
遥かなる時の重なりに眩暈がしそうです。
セスナ機で長い時間かけて会いに行かれた「あるもの」
今なお生きているストロマトライトだったのですね!
実物を目の前にした感動が伝わってきます。

あ~酸素、
余りにも当たり前にあるものと思っているけど、
深呼吸できる嬉しさ、有難さ、かみ締めたいと思います。
それに生命がこうしてあること、
人って随分偉そうに生きていますね。(汗)

♪naokoさん、こんばんは~

やっと会えたなあ、という感じです。
セスナ機のツアー代金は、
実は結構バカにならない金額なのですが、
お金にはかえられないものがあるもんだ、
と久々に思った次第です・・・・

そうなんです。
当たり前のように消費しているこの酸素。
大気汚染反対、と唱えながら
反面、経済発展を十分享受していることに
ストロマトライトは何を思うのでしょうか・・・・

おお、ストラマトライトですか。。。
圧巻でしょうね。エアーズロックとともに、
実際に行ってみたい場所ですね。

こんな場所に立つと、地質学的年代での
思考になって、日々の細かい話なんて
忘れてしまいそうですね。ではでは。

珊瑚ではないのですね、、
初めて知りました。

地球を感じる旅行、楽しんでます♪

♪えいねんさん、お早うございます

確かにエアーズロックも行ってみたい場所ではありますが、
”生きている”というのが心を躍らせます・・・・

今回はストロマトライトができる仕組みとかは
あえて記述しませんでした。
仰るとおり、この地でボ~としていると
日常は忘却の彼方に飛んでいきます・・・・

生物が誕生するまでにこのようなロマンがあったの知りませんでした。
見たいとずっと思っていた「ストラマトライト」を目の前にしたtomatoさんの興奮が伝わってきます。

♪kikoさん、お早うございます

一見すると色の悪い珊瑚です(笑)。
生きているというところだけは同じです。
もっともキノコ状の頭上部に生息しているバクテリアだけですが・・・・

まさしく地球を感じる旅になりました。
オーストラリアは大自然の宝庫です・・・・

♪あだっちゃん、お早うございます

太古の昔のことですから色々な説がありますが、
大気中の酸素の生成にあたっては
このストロマトライトが大きな役割を果たしたのは
間違いがないようです。
ここもたいへん静かな場所でしたので、
感慨にふけるには最高のシチュエーションでした・・・・
フィンチも色が綺麗で可愛かったです。

>私の今日のこの感動を娘はどのように感じてくれたのか
 私はあえてそのことを娘には問うまいと決めています

おとうさんです。
ジーンときてしまいました。
お嬢さんにとっても思い出深い旅行に
なりましたね

>ストロマトライト

この話を読んでもう一度写真を眺めていると
数十億年繰り返されてきた潮騒の音が
聞こえてきたように思えました

♪tarutaruさん、こんばんは~

改めて読み返してみると何か恥ずかしいですね。
感動を人に伝えるのは難しいと思います。
強制するものでもありません。
「良かった?」と聞けば「良かった」と
答えるに決まってます。
感動はそんなものではないはずです・・・・

数十億年繰り返されてきた潮騒の音を聞いていただき
ありがとうございます。
潮騒の音に隠れた
命の源の脈動をもお聞きいただければ
幸甚です・・・・

当たり前にあると思うもの・・・
それって「あたりまえ」ではないのですね。
そんなことを感じました。

35億年の歴史に支えられながら、
この星の水や空気や・・・命があるのだなあ・・と思いました。
 

★★★★☆★★★★☆
★★★★☆★★★★☆
私は全然詳しくないのですが、
やはりこの地球は沢山の奇蹟の上に
成り立っているのかも知れませんね。
多くの生物が必要としている酸素が
この青く綺麗な海から生まれたのですから...。

今ではこの場所でしかストロマトライトが
生息できないとしたら、もう既にかなり前から環境破壊が
始まっていたと考えるべきか? それとも
それが自然な時間経過による進化のなれの果てなのか?
ちょっと気になる所です。


酢酸の酸素を思いっきり吸い込んで、日頃のストレスが
解消されたことを願っています(^u^)ウン

?さんじゃないかなあ・・・・

そうなんです。
当たり前にあるものは実は偶然の産物なのかもしれません。
しかも気の遠くなるような偶然。
海に生まれた一粒のタンパク質から
酸素が生まれ動植物が生まれ・・・・

永遠に近い連鎖の上に今私たちがいます・・・・

♪ナチョパパさん、こんばんは~

奇跡以外の何物でもないのですね。
私が生まれたことですらそうでしょう。
生物の源は海であること、間違いないでしょう。

ストロマトライトの減少が環境破壊ではなく
地球上に繁茂した生き物を捕食する
新たな生き物が出現したことと、
ストロマトライトに変わる光合成を行うものが出現したという、
進化の過程における
主役交代劇みたいなものではないかと思っています。

ハメリンプールが酸素濃度が高かったかどうかはわかりませんが、
心地よい雰囲気に酔いしれたのは酸素酔いのせいかなあ・・・・

遅ればせながら、わくわくお待ちしていた「あるもの=ストロマトライト」を拝見して、思わず深呼吸!
「地球にやさしく」というキャッチフレーズに「地球にわれわれは必要ないの!」と怒り出す人もいます。なんだか最近地球上のお邪魔虫みたいに肩身の狭い、テクノを振りかざした人間に、こんなにもやさしく豊かな背景をいまだにあたえてくれる・・・
何のメッセージかしらと思います。
自然科学の究明は知るほど理論付けることが無意味な世界に入っていくのかもしれませんが、原初の豊かさがそうさせていると思うと、勇気が出てきます・・・・

♪うおさん、ご無沙汰しています

35億年もの間、静かに静かにブクブク酸素を出し続けてきました。
別に他の生き物のためと思ってのことではありません。

全てが偶然の連鎖の上に立っています。
連鎖のバランスが崩れたり、切れたり。
異常が異常と思えない世の中になった今、
せめて人間の精神的な部分だけでいいので、
原初の世界に立ち返ることが必要なんでしょうね・・・・

ストロマトライトを使った、とある日本企業のCMのコピーは、
「自然は大きなホスピタル」
です・・・・

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